240912_耐震補強工事が困難に
新発田の家を暖かくしたい。
熊谷建設代表取締役の熊谷佑人です。
今年1月1日に発生した能登半島地震では、全壊した住宅戸数は6038戸、半壊は1万7944戸と甚大な被害が出ています。
南海トラフ地震への不安も高まる中、住宅の耐震化は喫緊の課題のはずです。
内閣府は、住宅の耐震化が順調に進んでいないため、2009年に住宅の耐震化に対する国民の意識についての調査を行っています。
この調査で、耐震補強工事の実施予定がない理由として、「お金がかかるから」がダントツの1位になっています。
耐震補強工事の推進のためには、いかに費用負担を軽減するかが重要なはずです。
ところが、今回の2025年4月 法改正で、大規模な修繕や大規模な模様替えを行う場合、建築確認申請が必要になります。
すべての耐震補強工事で確認申請が必要になるわけではありませんが、一定以上の本格的な耐震補強を行う場合は必要です。
当然、今までよりも手間も費用も余分にかかることになります。
なかなか進まない耐震補強工事がよりいっそう進まなくなる要因になりそうです。