200626_断熱と気密はセットで考える
住宅において断熱と気密はニコイチ。
『新発田の大工工務店が手刻みでつくる暖かい家』
熊谷建設の専務 熊谷佑人です。
これまで断熱性能の重要性や、なぜ断熱性能を意識邸に高くしたほうが良いのかをお伝えしてきました。
本日は気密について。
冬の場合、いくら断熱性能を上げても冷たい隙間風が入ってきてしまっては
いつまでたっても部屋は暖まりません。
隙間風による熱の出入りをできる限り少なくするために気密性能を向上させる必要があります。
住宅の気密性能は気密測定器を使用して測定することが出来ます。
測定した結果は C値(しーち)で表すことができます。
C値の単位は㎠/㎡で、床面積㎡数にたいして、家全体で何㎠の隙間があるかを表しています。
要するに【C値は小さいほど良い(家の隙間が小さく、隙間風が入りにくい)】と覚えてもらったら間違いありません。
気密性能の基準については絶対的な数値はありませんが、0.5を下回るようであればOKと思っています。
熊谷建設では実測値で0.1~0.2が平均的に測定されています。
つまり、めちゃ隙間が少なく、高気密と言えます^^
〇〇工法だから高気密!という広告をよく目にしますが、
気密性能は実測しなければ出てこない数値です。
「この家のC値は実測でいくつ?」
そんな質問が、住宅見学会でお客様からでてくることが普通になるかもしれませんね。
つづく。